サカトマ食べ物ノート


2. こんにゃく

概要


いきいきとしたこんにゃくをタイル製の床にたたきつけたときの音、が「ヌバーン」らしいです。
ちょっと理解が追いつきません。



こんにゃくはご存知のようにコンニャクイモ(サトイモ科)からできる食材です。
原産国はマレーシアだそうです。

英語ではkonjac ですが、普通にコンニャクと読むそうです。外国にはなかったのね。

国産のコンニャクイモの生産は、群馬県がダントツ一位で全国シェアはなんと90%と驚異の数字。
さらに、群馬県産のもののうち75%は群馬県北部での生産らしいです。

歴史


こんにゃくを扱う会社「カンエツ」様のホームページによると、
こんにゃくの歴史は実に縄文時代までさかのぼるようです。

縄文時代に、農耕文化の伝播とともに伝わったとありました。
仏教では肉食を禁じていたので、豆腐と同様に副食物として発展したようです。

鎌倉時代になると、貴族・僧侶の間で「医薬品」として重宝されましたが
やがて一般に知られるようになり室町時代には路上販売も行われていたそうです。

時代は進み、大正時代になると、現在のような製法が考案されたとのことです。
具体的には、海藻粉末を混ぜて作る、というものです。

そうです、黒いこんにゃくには海藻が含まれていたのです。

文化


東北地方では白いこんにゃくもあるそうです。関東のスーパーでも見かけることがあります。

関東で言う「しらたき」は、関西では「糸こんにゃく」と呼び、違いはないそうです。
ただ大阪の人々に「しらたき」と言っても通じないそうな。
大まかな作り方


・コンニャクイモをすりつぶしてコンニャク精粉にします。
・水酸化カルシウムを凝固剤として入れます。
・型入れに流しこんで、熱で固めできあがりです。

( :゚Д゚)中和されたの??

栄養価


低カロリーで食物繊維が豊富です。しかも安い!
いろんな和食に使えて、胃腸にも財布にも優しい万能食材なのです。

食物繊維は第6の栄養素ともいわれています。

保存の仕方


ちなみに、開封「前」なら常温でも保存可能です。マヨネーズとかジャムとかと一緒ですね。

こんにゃくは水分が大事だそうで、開封して残ったら水に浸し、
表面が乾かないように冷蔵庫で保存することが進められています。

こんにゃくは凍らせてはいけないってよく言われているけど、
凍らせたこんにゃくを熱湯で解凍すると水分が飛んじゃうんだって。
するとスポンジ状態になって中がスカスカになるとか。
肉のような弾力のある食感になるらしい。このコンニャクを「凍みこんにゃく」というらしい。

で…これを使った常識外れのレシピがアップされているらしい。
おいしいかどうかはさておき、「なんちゃって肉」として使うとか。

水気を抜くのにテクがいるようで、そこまでして食べてみようとは思わないトマトだった。

まとめ


かつては医薬品だった、万能な食材だ!



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